トモダチゲーム#3

 前回からのすごろくゲームの続き。ん?、なんか早速キャラの一人メガネ君の思惑を明らかにしてきたけど、これはいいのか?。てっきりそういうのはしばらく隠してクライマックスで手札を見せてくるもんだと思っていたけど予想が外れた。というかまさかこれがブラフってことはないよね…どう考えても。となると各キャラの思惑を隠したまま淡々と心理ゲームを続けていくと早めに飽きる…という問題は回避されたことになる。となるとやっぱり主人公は友情を維持するヒーローってことかねぇ。となると、一つの可能性として友情を壊す原因が明らかにされたから、ヒーローはそれを暴き、退治する…となったら排除が友達関係の維持にはならんから許すなり退治以外の方法で解決を図るということも考えられるが、それはあまりにも短絡的なので、おそらくメガネ君をきっかけに他のキャラも友情を破壊する側として各々壊れていくって流れのような気もするが…まぁ仕返しの連鎖だね。とはいえ、予断は許さない展開というか。
 しかしこういう関係性を擾乱するストーリーで容赦なく社会問題をぶっこんでくるのはなかなかやるなという感じ。今回は貞操までは…という玉虫色で終わっていたのだけども、信じるにしろ下世話な解釈に持っていくにしろそのへんは視聴者にお任せなのがズルいというかウマい。
 ただねー、なんか自分でもこういう視聴態度はいかんなぁと感じてしまってる。物語で提示されていることのすべてを疑ってると疲れるんだよ…。作品のテーマは明らかに関係性だし、別に自分が作品に騙されないように粗探しも虱潰しもやりたくはないんだよー。そんなことに気を張っていたら物語を楽しめないんだよー。
 前回も運営側に言わせていて今回も二度目言わせてたんだけど、友情は愛情と違って打算とかいってたのだけども、個人的には打算が入り込むのはそもそも友情という語を使ってはいけないのでは?という気がする。自分の利益になるような関係性でしかないのなら、例えば交友関係だとか遊び仲間だとか他にもいろいろありそうなんだけど、ただ、今回のエピソードにもあったように、打算的な関係性も今の子は普通にトモダチという単語を使ってるんだろうなという気はするので、それに目くじら立てても…といった感じではある。

バディゴル#1~3

 女子ゴルフがモチーフの話。ナニコレ?、オモロイのなんの。スポーツものは東京五輪以降食指が動かない状態だったんだけど、なんかのめり込める。生まれも育った環境も違う二人がゴルフを媒介に己を磨き合う構造が熱いのなんの。自分だったら貧乏人の方はやれ文化資本が足りないだの言いかねないのだけども、そういうのを吹っ飛ばして爽快感を味わえる。
 今回までの流れでは、偶然ワンホールマッチをして運命の出会いを果たした二人が、再会を期して勝負する話だったんだけど、勝敗よりなにより二人がゴルフで全力を尽くすシナリオがもうね…。
 声優は豪華だし、OPは広瀬香美という、カネにモノを言わせたかのような布陣。曲調に耳馴染みがあったのだが作詞作曲が広瀬で、Vo.は別人かと思ったら、これも広瀬。さすがに若い時の高音は出せないようだけど、これぞ広瀬節というのが味わえる感じで、まぁなんというか、ターゲット層は年齢高めだねぇといった感じ。
 あと、アムロ・レイはやめて~。