明日ちゃん#5

 昆虫好きと方言丸出しの友達紹介。主人公より友達のほうをクローズアップしてるような出来。内容は文句のつけようもないんだけど、決して安くない…というかバカ高い学費だと思うんだが、彼女たちの親がどんな気持ちでこの学校に通わせてるのかが手に取るようにわかるようでなんかしみじみする。で、生徒たちはそういう親の心配事を気にもしないで各自好き勝手生きたり一生懸命だったりするんだよな。
 で、これが昔だったら庶民が苦労すればまだ手の届く世界だったのだが、これが現代になると一気にゲーテッドシティのような様相を呈してしまうという。「明治は遠くなりにけり」という言い回しがあるが、この作品だと「昭和は遠くなりにけり」になってしまうというデジャビュ感。