真の仲間#3

 甘~い新婚生活始まるの巻。いちおうまだ同棲の段階ってことになってるんだけど、こういうストーリーになってると、もう構造的にトニカワと一切区別がつかないんで、それでいいジャンみたいな。しかしなんだな、日本の前近代だと共同体内での婚姻関係は例えば通い婚あたりが多かったようで、この話とは男女逆だが、男が女のところにしばらく通い、そのうち独立してイエを持つことになるわけなんだが、あちらではどうだったんだろ?、この作品世界だと宗教がキリスト教であるとは考えにくいのだが、基本あちらは婚姻は契約関係のハズなので、同棲という既成事実を作って認知度を高めるとともに独立の準備をするってよりは、もう婚姻関係の前後でスパッと関係性が変わるってイメージが強いが、そのへんはなんとも。ただ、共同体同士での女の交換だと、まず仲介人が立って間を取り持ち、決まれば女のほうが男の方に輿入れするって感じだから逆にはなる。この話だと、女のほうが押しかけるということで、そのへん逆のような気がしないでもないが、それにしても相手を選ぶ権利は女の方にしかない、つまり男が女を選ぶのではなく、女が男を選ぶという形になってるのは現実とおんなじ。
 まーよーできた嫁だわというしかない。女は愛嬌だの、気立ての良い娘を選べだの、基本を押さえてるとかそんなの。エンタメ作品だから器量も整えているけど、まぁホントトニカワとなんらかわらん。
 なんか勇者側で揉め事が発生してる模様。いやまぁ主人公の価値を高めるための要素なのだが、先々の展開での擾乱要因にはなるんだろうね。

暗殺貴族#3

 主人公が魔法を習得し、初めて人殺しをする話。まぁ魔法を習得したり改良するとかいう話はなろう系の常として、どう考えてもポイントはラストだよな。人を殺すためには人の心を持っていなくてはならないという命題は逆説的であって、主人公だけでなく視聴者への問いかけにもなっていて、それがまた前世では愛されて成長することのなかった主人公の育ちなおしということにもなっていて白眉といったところ。なるほどタイトルにある「貴族」とは特権階級という意味ではなく、オルテガが「大衆の反逆」で述べたような、大衆の対義語としての貴族なのかなと思ってみたり。
 回復術士でもそうだったんだが、こうチョイチョイ哲学的というか社会学的な知見を覗かせて、ともすればフォーマット通りというかマニエリズムになりがちな物語にスパイスを利かせてくるこの作風が結構オモロイんだよな。エンタメ作品だと割り切ってそう深みを持たせようってわけでもないんだろうけど、ただ、ありきたりのものを組み合わせて単に読み捨てられるだけのものを作ろうとしてるわけでもないんだよみたいな心意気というか。


指熱1・2

 いちおう終了作品枠だが、途中で視聴を中断してたのを最終回を視聴したのでいちおう。黒ギャルと同じ形式なのかな。1クール8話で、2クール分を視聴。
 ネット上で視聴できたのでアレだが、おおきなおねえさんむけエロアニメ。感想で書いてないけど、おとこむけエロ作品も数本視聴してるが、動きとか絵柄だとかが雰囲気として同じ。主人公がフツーのOLで竿役が消防士でマッチョなので、そういう力強さを求めてるのかなとも思うが、よくわからん。そもそも深夜アニメの主人公は女のほうが多くなってると思うし、出てくる異性の相手はあんまりマッチョという傾向ではないだろうから、マッチョを求めないおおきなおねえさんは全年齢対象のアニメを視聴して妄想を逞しくするか薄い本にリーチしてくださいってことなのかも。
 話もありきたりだし、これが実用になるんだったら特に外野が文句を言う筋合いのものではないとは思う。黒ギャルのようにBL要素はないから男でもそれなりに興奮できるのではなかろうかとは思った。

温度計第2弾届く

 が、折れてた。水銀~300℃までのやつなので結構期待してたのだが、正直使い道はあんまりなかったと言われたらそんな感じ。他の温度計の補正というかそんなので使うぐらいかなーなので、では他の温度計が実際の温度と違っていたとして、その誤差が大きいかと言われるとそうでもないだろうとは思うから返金処理が通ればムダ金使わなくてよかったという結論にはなりそう。アルコール温度計のほうはレビューでボキボキ折れまくってる例があったから覚悟はしてた。
 でもちょっと変な感じはある。今まで割れ物を買っても壊れた経験はないんだよね。今回包装を見ると、そもそも温度計を入れてるケースが軟質ビニールのような柔らかくて薄い素材だったし、そのケースを覆ってる梱包材もダンボールを筒状にしたやつなので、基本はそのダンボールで裸の温度計を包んだという形になってる。封筒は内側にプチプチを貼りつけてるやつなので、二重の対策をしてるとはいえる。で、そのダンボールに折れ曲がった形跡はないので、ダンボールの中で温度計が暴れるとかそんな理由で折れたと考えるのが妥当なんだけど、逆にケースが軟質プラスチックだから機能的に緩衝材になってると考えてもおかしくない。
 残るはアルコール温度計と、それより前に注文した自転車のリアライトだがこれはまだ国内に到着したというトラッキング情報ではないからまだまだ待たされる模様。