テスラノート#1・2

 謎の力をめぐるスパイアクションらしい。クレジット見ると外国人多いし、世界展開だろうねえ。でもなんだろ?。ジャパニメーションを見慣れてるとシナリオが陳腐に見えてしまうというか、この#1・2の一連のエピソードを見る限り、安っぽいお涙頂戴とあまりテンポの良くないかけあいあたりはどっかヒく感じ。
 絵的にはあんまり作り物感を隠さないCGワークで、なんかどことなくディズニー映画みたいな雰囲気。ヒトの動きがやたら作り物っぽく感じたと思えば、逆にヘンにリアリティがあるシーンもあって戸惑う。ヒロインとお調子者の若者とのコンビも狙ってやってるのだが、これも今ドキの関係性重視のジャパニメーションの傾向に慣れているとやはり作り物っぽくて閉口する。
 ニコラ・テスラを持ち出すあたり、関係性以外のテーマにどんな含みがあるのかはまだ読めないので、そのへんは様子見。少年マガジンが協力してるってことはMMRあたりが関係してるんだろうか?。とにかくこの初期の段階では不安材料が多くてどうにも個人的な印象は悪いんだけども、ある程度メッセージ性みたいなものが見えてこないとなかなか判断できない感じかな。中野学校白洲次郎とかこれも個人的には胡散臭い部類ではあるのだけども、このへんは香り付けであんまり深い意味はなさそうな感じではある。

追記

 オリジナルアニメかと思ったら原作付きで、しかもマガポケ連載のアニメ#1・2分が無料公開されてるので読んでみた。
テスラノート - 原作/西田征史 久保忠佳 漫画/三宮宏太 / 【第一話】「新米スパイ」についての考察 | マガポケ
 MMRとはあんまり関係ないみたい。マガジン編集部がオカルトを一部持ち上げる傾向があるってだけで、普通にオリジナルだろう。
 なんか原作読んで、アニメの改変がマズいと感じてしまった。ヒロインの相方、原作のほうだとちゃんとスーツを着てる。アニメのほうでは柄物なんだが、原作は当然キャラがどんな人物かを示すために衣服も考えて記号を付加してるのであって、それを変えちゃうの意味不明。柄物を着せることで、それが任務遂行の上で有利に働くとかなんらかの理由付けがあるとも思われない。ヒロインが事故現場に潜入しているときの監視任務を彼はヒロインが送ってきた共有映像におののいて怠ったというシーンも、彼がチャラ男だから任務に真剣ではなかったという雰囲気になってしまっていて、筋をちゃんとなぞっていてもそこから受け取る印象は原作と違って劣化が激しくなってしまってる。
 まぁ難しいところで、原作の絵が劇画のように線が多くて普通のアニメ絵にすると作画コストが莫大になってしまうし、かといってそれを緩和するためにCGでのっぺりしたデザインにしてしまったから、誰もかれもがスーツを着てしまうと、キャラ同士の相違点が希薄になってしまうんだろう。ただ、原作を読むとあの相方の兄ちゃんは調子こいた態度ながらちゃんと職場の先輩って雰囲気が出てるのに、アニメだと口だけ達者なチャラ男の印象が強くなってしまってる。
 あと、シナリオでは、今回メインキャラが「欠片」をゲストキャラの子供から確保することがミッションになっていたのだが、アニメでも子供のことを考えて奪うのではなく、交渉で譲ってもらう(子供の父親が借金モグレだったのでカネで解決する)という流れ。その後原作ではボスに報告してなんでカネで買うのか、ちゃんとその場で確保しとけと叱責されているのだが、アニメ版ではこれが省略されてる。これがストーリーのラストでちゃんと機能するように原作ではなっているのだが、それが抜け落ちてるせいで組織全体の実力だとか信頼性が損なわれてお前らそんなことでダイジョーブなのか?みたいな不安感がいやがうえにも増してしまう。
 あと、気になったのはゲストキャラの子供の父親の描写。北欧では労働力不足を補うために多量の移民を導入しているのだが、もともとが労働力不足なので福祉も教育もそして警官の人数も足りておらず、移民の貧困化や移民の犯罪による治安悪化がスゴイ社会問題化してる。でもって在来の国民も貧困化していて北欧での移民への印象は最悪と言ってよいのだが、黒人への印象を悪くしないようなんかイケメン描写にしてた。別に原作での父親のキャラデザは「だから黒人はだらしないんだ」と思わせるような嫌悪感を抱かせるようなものではないし、単にポリコレを重んじてこういう改変をするのも、まあ世界展開なんだから仕方がないとは思うんだが、正直興醒めなところではある。
 まぁ「欠片」に過剰な意味を持たせてるのは今もってよくわからんところはあるんだが、原作を読んだらアニメ版から受ける印象とは違っていてフツーに期待できるような感じだったから、最近の原作にできるだけ忠実に寄せる方向性のアニメ化になれている自分にとってはちょっと驚いたというか。

真の仲間#2

 かつて一緒に戦ったお姫様が押しかけ女房にくる話。お前には足りないところがあるから補ってやるという態度は、これはもう出来た嫁なので、ヒロインがええ娘であればあるほどおとぎ話になってしまうから、それはそれで何か別世界の話でちょっと萎えるところがないわけでもないが、そこはその妄想上等ならもうこれはどっぷり浸かるしかないという感じなのかな。今流行の話題でいえば、男が家事、女が下方婚なので、なんとのうバランスが取れてる感じ。勇者サイドのほうももう知らぬこととして扱うのではなく同時進行らしい。
 自分も詳細だとか割合だとか正確に知ってるわけではないんだけど、昔はこういう押しかけ形式も数は少なくともそれなりにあったらしい。つい昔は男性優位社会だったからなんでもかんでも男の意思が優先されてたって勘違いしがちなのではあるが、今現在は例えば結婚にしてみても、女のほうの押しが強い場合もあるのだが、割と女のほうは結婚相談所に頼るというイメージが強く、昔は女の意見が無視されたという被害意識の大半の原因は、相手の男の意思が尊重されたから…ではなくて、「イエ」の意思が強かったというだけの話。見合い形式が大半だったわけで、相手が気に入らなきゃそれは男の側でも女の側でも簡単に断ることができたし、むしろ女の側に選択権が強くあったからこそ農村の嫁不足は起こっていたのであって…。

サルサソースwithハバネロ

 ハバネロの消費のアテとしてサルサソースはずっと念頭に置いていたのだが、懸案のトマト調達ができたので調理してみた。

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 ちなみにサルサソースのレシピは
mama.smt.docomo.ne.jp
魚拓
 ここを参考にした。
 まづトマト。とにかく高いのだ。近場のスーパーで二個248円(税別)もする。で、本日ねんがんの安売りが実施されてたので早速購入、@98(税別)なので大して安くなってないが、夏野菜のトマトにしてみたら季節外れなのだから仕方がない。しかもハバネロはトマトが安いときには成っていなかったのだからどうしようもないのだ。
 サルサソースもいろんなバリエーションがあって、加熱するものもあれば、自分が採用したように生のままのもある。食材の基本はトマトと玉ねぎレモン汁と辛みのようで、そこにやれにんにくだの香草だのオリーブオイルが入ったりもしてる。とにかく食材の種類が少なく、今回は通常入手困難なハバネロがあるのだがこれは別格で、入手しやすい材料のが良いと思ってる。何気に生レモンが若干ハードルが高い。巡り合わせが良ければそこそこ安く入手できるが、タイミングが合わないと@148円とかするので、たかだか搾り汁のためにそこまで払えるか!というのが正直なところ。最近はだいぶ暑さも和らいできたので、日常の飲み物に紅茶を作ることが多くなり、それも㌘2円ほどの安い茶葉だからとてもストレートでは飲む気がしなくてレモンティーにするために既に手元にあった次第。
 さて、味見だが、コレだよコレといった感じでようやっと激烈な辛さを体験することができた。食べた瞬間むせるような感じでしゃっくりまで出てくる感じ。口の中が腫れ上がるほどの辛さ。もちろんハバネロソースのみではアレなので、ソースをかけるアテがあるのだが、これまた安売りの鶏もも肉を昨日大量に唐揚げにしてたからそれを使った。いちおう食べる前には二度揚げになるが火を通しておいた。辛さで舌がバカになって唐揚げの味がわからなくなるということもないし、たしかに口の中は腫れぼったさが収まらないのだが、それでも辛さでたまらないということはない(あくまで個人の感想)。ハバネロは割とさわやかな辛さと評する人が多いが、それもなんとなくわかる気はする。
 まぁそんなわけで、割とこのハバネロソース気に入った感じではあるのだが、なにせ上記の通りトマトが高いのがネック。レシピでは半個使えみたいな指定だが、残部を処理するのがめんどいので一個単位で使うしかなく、だとすると一人分としては結構多めに作ってしまうことになるのもしんどい。まぁ野菜を摂取するのが目的の一つでもあるし、サルサソース自体がメインの一品と考えたら量の問題はむしろ多め上等!みたいな感じではある。まぁ飲み屋でこういうのが出てきたら昔の自分だったらおそらく肉だけ食ってソースの部分は肉にかかった部分だけで、残りはそのまま食わずに置いておいただろうことを思うと、人間変わるものではある。