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友崎#9

　リア充イベントというかミッション消化中なのだが、菊池には違和感を持たれてしまうの巻。結局友崎は木綿のハンカチーフになってしまうのかどうか。男の味方である水沢には、友崎のそういうリア充のところを評価されてるわけではないし、逆に水沢は主人公の素の部分に癒されてるのではとすら思う。まぁ難しいところで、ではこの作品が友崎の、その飾らないところを絶賛してるわけではないし、リア充たちのいかに適切なペルソナを被ることに注力させられてるかについてはそこそこ同情的だし、結局バランスのことを言ってるのかなという気はする。かといってそういう所詮匙加減のことを主張するのならあまり自分がこの作品を見る意義は感じられないし、かといって素のままでいることが重要だと主張されてもそれは無責任だろとも思うわけで。
　しかしなんだねぇ。もうこうなると、友崎がリア充になるための練習台として菊池を利用してることがバレて菊池を悲しませるって展開しか見えない。友崎もそれは人としてどうかという発言をしてるし、せめて菊池のことを本当はどう思ってるのか整理したうえでの行動ならまだしも、判断を保留して流れに身を任せてるだけだからなぁ。昔のストーリーだと、むしろ本当に好きなのに邪道な手段を使って相手に愛想を尽かされるってものが多かったから、そういった意味では物語として後退してるというか、ホント人間をモノ扱いしてる現代っぽい話ではある。
　ふと思ったのだが、映画鑑賞後の会話の時、友崎のリア充テクのセリフに菊池が戸惑ったシーンがあったが、アレ原作ではどーなってるんだろ？。アニメ見てると意識せずスルーしがちだが、テキストではあのセリフで菊池が戸惑ったという表現を言語化してるハズだがと思ってしまったのだが、それだと菊池の意図がアニメよりわかりやすくなってるということだよな。

蜘蛛T9

　蜘蛛子が火竜を倒し、勇者の自動的継承が行われる話。うーん、やっぱり単調。このまま人間サイドと蜘蛛子は交わらないのかと思っていたら2クールある模様。蜘蛛子もスマホに邪神が出てきたときに転生のことを聞いたらよいのに、そうさせなかったのは、物語上重要なポイントだからか？。

馬鹿野郎#9

　フィーネ姫が二重人格で、アロウ達は潜伏を余儀なくされる話。あんまりそれっぽくはないけど、結局二重人格という提示が、何気に腹黒紳士的なものを感じさせる。前回も言った通り、もともと宣教師たちの布教活動は行った先の植民地化のための水先案内人の役割だが、最初温厚に受け入れる態度と、その後の拘束との二重の態度がまさにそれっぽい。
　しかし次回のサブタイにある持たざる者あたりからも、帝国と卿和国の戦争は世界大戦の、エッジャ村の反抗は独立運動のメタファーとかそういうものなのかな？。わからんけど。

キンスレ#23

　マリアが話すカイル王による魔王退治までの顛末。で、ようやく封印は解かれたらしい。のだが、まだ聖剣を手に入れてないという。やはり聖剣は実体として存在した模様。今まで封印を段階的に解いてもらってたその都度カーセルになんらかの力が付与されてたから、もしかして聖剣というのは実体を持たずにその人に超絶的な力を与える何かなのかも…という可能性を持っていたのだがそうではないらしい。
　しかもマリアの語ったことによると、カイルが魔王を倒す瞬間聖剣の力が失われたらしい。それをマリアは力を奪ったと表現してたわけなので、そこに何らかの意図があった模様。となると、次号予告でもほのめかされていたが、カーセルが聖剣を手に入れて魔王を刺す機会があっても同じことが起こるということなので、やはりそこに何か謎が隠れている模様。
　とはいえ、今ドキの話だと、魔族も共存すべき対象なのを本作の人間側は一方的に倒す対象としているし、描写的にもそのようになってる。で、今回ダークエルフの出番がなかったわけだが、そもそも人間はダークエルフとの共存もあまり考えてないんだよな。そのへんに鍵はありそうだが、方向性は示されているものの、安易な予想ができない感じではある。
　さて、そろそろ終わりに近いわけだが、ストーリーテリングの手法がなんか昔の物語っぽくなにか懐かしい感じがする。話運びが丁寧だというのは前に述べたが、こう、なんていうか、こつこつ積み上げていって、かといって謎はそう簡単に全貌を明かすことがない。山を着実に上ってることはわかるんだけど、かといって頂上が見えないあの感じによく似てるというか。

城姫クエスト、ヒノモト無双予想通り負ける

　一回戦は辛くも勝ったみたいな結果だったが、二回戦は全然歯が立たなかった。ダメージが一回入ったかどうかぐらい。で、相手を見たら城主レベル170でびっくらこいた。このゲーム、城主レベルが三桁ですらなかなか見かけないのに、170とかお化けレベル。かといってステータス総計がとんでもなく高いってわけでもないから、装備も厳選して考えて編成を組んでるのだろう。三回戦を見てみたら、対戦相手もまた全然歯が立たなくて、しかもダメージすら与えてなかったから、これ、もしかしてこの人と当たらなかったら準決優勝の目があったのかも。でもまぁ昨日述べた通り、それほど悔しくない。
　しかし眠いのなんの。午後はほとんど寝てた。艦これもウィークリー消化できるんだろうか？。