俺100#11

 クエストクリアで世界の真実を教えられるの巻。うーん、これも最後でやっちまったかという感じ。というより原作準拠だろうからアニメはあんま罪がないというか。
 探索範囲条件で、いきなり吹雪で足止めを食らっていたのに、なぜか都合よくお助けが入るとかわけわからん。いちおうメガネが精神的になにか乗り越えた…みたいなそういうもののご褒美としてテコ入れが入ったと解釈するしかないが、それを運営が判断したというのもオカシナ話。なんで吹雪の試練を追加したのか意味わからん。ちなみにお助けは前回自分が予想したカハベルですらなかった。なんじゃそりゃみたいな。
 もう一つは世界の真実で、平行世界にメインキャラが転移されていて、彼らが試練の場として今いるところはVRでもなんでもなかったという。理屈として、クエスト世界で人殺しにペナルティが与えられること自体には合理性があった…というのはわかるけど、なんで最初っから人殺しについてはペナルティという形でなく禁止事項にしておかなかったのか、クエスト達成に必要ならペナルティ程度に許しちゃうんでしょということなので、なんかもやる。ヘンな話、メインキャラがクエスト達成のためにカハベル一行を護衛につけたから、カハベルの従者が殺されてしまったわけで、それも人殺しとしてカウントされなきゃならないんじゃねぇの?とも思う。あと、重要なのは平行別世界にメインキャラを送り込んでまで試練を課す必然性は何?という命題。わざわざ別の世界を犠牲にしなくても、VR世界で試練をさせて、クエスト失敗なら命を奪うでも何でも構わないはず。人殺しにペナルティなら元の世界で試練を課しても何ら問題ない。
 なので、まだまだよくわからんのだが、これは旧い形式の物語ではなくって、ファンタジー設定を利用した流行の提示なのかなとふと思った次第。要するに当世若者事情ってヤツ。金髪はスクールカースト上位ギャルかと思いきやA.C.だろうし、病弱は引きこもり寸前の陰キャで、メガネはもちろんオタク。主人公がイマイチ類型として示しにくいが、学校という色眼鏡を外せば、職場において発言力のない非正規社員ぐらいの立ち位置なんじゃなかろうか。いちおう学校という場や、スクールカーストを意識しているような気がしないでもないが、呪術廻戦の今のエピソードと違って、こう、合衆国ライクな明らかなジョックやクイーンビーがいるわけでもなく、どちらかというと同調圧力を多用する日本の学校社会という感じはする。学校のクラスという場では決して支配的なグループではなく、ともすれば抑圧されているか実際に抑圧されている層をキャラクターとして取り上げて、そのキャラが自分を獲得していく話として考え直せば、そういうものだと納得もできるのだが、今まで試練を乗り越える度に成長していく物語だと思っていたから、アニメが終わろうかとするこの段階で面食らってしまったという。後半のクエストでクエストが曖昧だったのも、アクティブラーニングのように、自分で課題設定して自学自習するってやつのアイロニーかねぇと思わなくもない。ただ、アクティブラーニング、底辺層はまったく意味がないし、お受験戦争でも大半が塾講師から効率的に解き方を覚えるって状態の生徒が多いから、現場で運用されているのは極小なんじゃなかろうかとは思う。だからこそそれを突きつけられる構図がアイロニーにはなるわけだが。
 まぁこういう見立てが正しいとも限らないし、仮にこうだったとして意図はわからなくもないが、かといってこれがこうであるということを成立させるための理屈立てがしっかりなされているかと言われたら、今の所そうは感じないので難しいところ。主人公の思惑も消化不良気味だし、今まで個々の要素として面白かったことは多数あるからダメとは言わないけれど、自分の中で生じた矛盾がそれなりに解消されないと微妙な作品で終わってしまいそう。

呪術廻戦#11

 順平編転?の巻。本格登場の真人は生まれたての呪霊らしい。順平も彼にもらったと思われる能力を使ってブチ切れるという流れ。順平を闇堕ちさせるために呪霊側が仕込みをしたということだが、それ解決するつもりあるんかなという。
 前回からの持ち越しバトルも、七対三の分割術式があまりにトンチキなのでちょっと萎えた。今回人情ドラマっぽい雰囲気でちょっと持ち直したかと思ったのだが、人の心の闇が生み出す闇の力を、人の関係性から解決するんじゃなくて、やっぱり拳で、それもフィクション必殺技で解決しようとしてるのはやはり違和感がある。心の闇は人と人との関係性でいえば、今回の場合特に権力勾配で起きてるわけなんだが、その力と力の差で生まれたものを、さらに強い力でなんとかするってのは、闇の生成をエスカレーションさせるだけなんじゃねーの?という気がする。そのへん主人公の虎杖が、初回部の先輩を助けるために力を使いはしたが、それは助けるための緊急手段でしかなかったという構図に比べたら、アンタら呪術学校とやらに通って何を勉強して、どう成長してるの?という感じ。
 ただ、大きな構造として、では人の心の闇を解消するために人間関係を調整するといったって、特に今この政治状況だと政府が率先して弱者は強者の肥やしになって死ねという社会になってるので、調整で人と人とが融和するって話のほうがよっぽどお花畑なんであり、ある意味、他人に食い物にされないためには人殺しもいとわない強さを持て、やられたらやり返せ*1は絶対的真理になってしまっているので、こういう少年モノにありがちなバトル展開なのもわかりはする。

トニカワ#11

 たこパでわだかまりがあったキャラ同士の屈託が解消する話。同じ釜の飯を食うというテーマとしては定番だし、綾の性格設定がうまくできてるので後味も悪くない。なんのかんのいって次で終わるために風呂敷を畳んでるんだろうなというのがわかってちょっと寂しい限り。


キンスレ#11

 オークの村にたどり着いて、取り次ぎを頼む話。やっぱ丁寧に作られてるなという印象。オークのキャラデザが突き抜けていて、不安にならないわけではないが、むしろよく今までのオークのデザインそのままでなく、オリジナリティを出してきたわって感じだが、もしかしてゲームでこうなってるのか。
 オークたちが祖霊に大して畏敬の念を持ってるという描写も丁寧だし、今回の見せ場である族長とカーセルの問答がこれまたよく出来てた。少なくともカーセルはキレイ事を言ってるだけで本当に信頼が置けるかどうか疑問であるというオークたちの気持ちが視聴者にも説得性を持ってる感じ。
 封印を解いてもらうのにエルフときて今回オークなのだが、なんで3つに分けられてるのかというと、おそらくそれぞれの村で異なる要素について試されてるからなのかなと。エルフが憐憫の情だとかそんなのだとしたら、オークはまさに強さについて試されてると考えたらよいのかも。
 しかし、さすがに1クールで終わるってことはないよね。まさか3つある封印のうち2つを解いてもらって終わりってことはないだろうが、打ち切りってこともないわけではないからなぁ。


艦これシェフ掘りなんじゃそりゃ。

 えーっと、金曜日にルート拡張やってゲージを破壊し、それ以降シェフ掘りをやってるのだが、これが落ちない。いちおう泥率6%ということだったので、20~30周ぐらいすれば落ちるでしょ(20Sで70%、30Sで84%の泥率になる)と思っていたのだが、ついさっき攻略も含めて50周してるが、全然ダメ。50周のうち、45S、5Aという内訳だが、A勝利の泥率が4%だとして、あわせて95%の泥率にはなっているから、ちょっとこれはオカシイ感じ。シェフィールドより泥率が低い明石が二隻も落ちたというのは前に述べたが、一度大淀が泥したのだが、泥するほとんどが5500t軽巡金剛型など、そもそもレア艦テーブルにすら乗っていない感じがする。難しいところで運営がなんらかの制限をかけてると仮定して、それが戦力ゲージ出撃からの経過時間なのか、資材消費量なのか、残り資材量なのかさっぱりわからん。だいたい掘りが沼ったときは三日ぐらい経過したら泥するという感覚があるから、経過時間で制限をかけてると考えると明日以降に堀は後回しにしたほうがよいが、かといって新艦確保せず次の海域に行っても、母港枠がパンパンだから、新艦が泥して今攻略に使ってる牧場艦を処分していきたいんだよねぇ。



 ちなみに、三隈はoutで、村田2カロリン寒冷地のツェプ子を入れて周回してるが、今の所大破撤退はなし。初手潜水マスで中破したのは2回、ボス前警戒陣も第二艦隊まで回るのは数回で、基本ワンパン大破はない感じ。ボスマスも基本S安定で、それでもゲージ破壊編成時を除いて四回A勝利になっているが、反航引いてボスを昼戦で削りきれず、大井もしくはジャビを潰されてる場合で、運の悪さが重なったときぐらい。しかし、こちらの第一艦隊が、戦艦入れて二巡目に敵の第二艦隊を狙うのがヘン過ぎる。この謎ムーブのおかげで、こちらの第二艦隊のしごとが全く無くて閉幕雷撃で終わることもしばしば。そういう下手を打ってもS勝利で終わることが多いのだから、まだマシではあるが、戦闘紙芝居を強制的に見せられてる側としては結構ストレスが溜まる展開ではある。

シェフ掘り終了。

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 上記エントリー後、4出撃目A勝利で泥。描けば出るとか言われてるし、なんか吐き出したら泥するという呪いでもあるんだろうか?。
 ただ、今からE-3は面倒くさいというか、掘りで結構疲れたといったところ。

*1:人を食い物にしようとしてるやつはそれを実行に移される前に暴力で叩き潰せ