無ナナ#6

 死者を操る能力者との戦いその1。重たいとは思うがあれだけ女に思われてみたいと思うが、死んでしまったら元も子もない。しかし自分の能力を無闇に明かさないというのも現代を生きる知恵のような気が。今直面してる問題を解決しても、その時のほころびが次の問題を引き寄せる構造は確かにハラハラさせられるが、話考える方は結構しんどいのでは?。やりすぎるとパターン化するし、一視聴者としては別にバッチ処理でも構いはしないんだが。

モリアニ#5

 貴族の子弟の悲恋をベースに、アングラ商売で甘い汁を吸う悪党を懲らしめる話。貴族の果たすべき責務という象徴としてそこまでするのはわかるんだけど、あの墓は立派過ぎはしねえかねぇ…というか墓だけ立派でも浮かばれんだろうしという。
 うーん、一つの事件として見た場合は、今回の悪役は情状酌量の余地はないし、トラブルシュートとしてはごくごく普通の勧善懲悪なんだけど、主人公のセリフから想像するに、この事件が彼らが身分制度の是正なり打倒なりの開戦のきっかけみたいな位置づけのようだが、そんなに怒り心頭に達して国家転覆でも図ろうとするだけの重大事件なのかと言われるとちょっと違和感が。この時代おそらくアヘン吸引は合法だったはずだし、後から登場するはずのシャーロック・ホームズも確か阿片中毒という設定だったような気が。産業革命から資本主義経済が円熟して格差がかなり極まってた時代のはずで、今なお現代イギリスに受け継がれてる階級制度が当時庶民の反感を買うだけのものであったのは確かなんだが、日の沈まない帝国という前口上があったぐらいなので、国内の格差もさることながら、大英帝国とその植民地の格差も酷かったと思うのだが、今は、国内格差を描いている段階であっても、のちのち帝国主義由来の国際格差も描くのかどうか。本国では確かに貴族との絶望的な格差に留め置かれてる庶民も、いったん海外に目を向けてみたら、植民地の庶民のほうがもっと酷い格差に留め置かれてるとか、そういう構造も描くのかどうか。そしてそういう構造は別に今となっては他国の過去話…なのではなくって、今現在の本邦でもまさに当てはまってるわけで。いちおうそろそろ折り返し地点だし、それだけでなくホームズも出てこようかという段階だが、言及範囲をどこまで広げるのかどうかとか。あとモリアーティに対置する立場ならホームズはやっぱり権力の走狗というポジションなんだろうかとか。

神拾#6

 冒険者ギルドのパーティーと一緒にゴブリン討伐と、主人公が独立を決意する話。ゴブリン退治はほぼスライムがやってたし、そのスライム、なんのメタファーなんだろ?とずっと考えてたのだがよくわからん。とりあえず便利なガジェットという感じ。ペットと考えても、今の所トラブルシュートで賄えてるが、本当なら餌のコストが大変なはず。モンスター退治に音爆弾を使ってるところなんかからして、主人公は効率厨みたいだし、スライムの便利さと合わせると、それ他人の仕事を奪いやしないか?と思うのだがそのへんまではさすがにツッコまないだろう。そういや獣人はこっち側だが、ゴブリンはあくまで退治しなければならない側なんだな。前回も思ってたのだが、坑道に巣食うとなれば悪意を持った浮浪者という感じだが、それとは共生するって立場ではないみたい。独立に至る展開は、今回ゴブリン退治が退屈だったので、目先を切り替えるタイミングとしてはまぁまぁ良い感じ。
 しかし、EDを聞いてると、My sweet darlin'をどうしても思い出す。よく聞きゃ似ているのはリズム感などの雰囲気だけで、メロディも曲の構成も結構別物なんだけど。矢井田瞳懐かしい。それなりにヒット曲は持ってるみたいだけど、知ってる代表曲はほぼこれ一曲ぐらいなので自分の中では一発屋なんだが、今も活動を続けてるっぽくて息の長い歌手だねぇ。

まえせつ#5

 主人公たちが先輩に連れ回されて山梨観光を行い、それをネタ化して旅館客にウケる話。視聴者もキャラと一緒に擬似観光をすることで、旅館客がなんであのネタでウケるのかを納得できる仕組みになってるのはよく考えられてる。実際にはあのネタは微妙ではあるのだが、観客との掛け合いもやってるし間も取られてたから彼女たちが成長したのを見て取れるようにもなってる。難しいところだが、自分がラジオで漫才を聞いてると、ご当地ネタは冒頭のツカミで使うけど、本筋はその漫才師の持ちネタをやってることが多いので、アレもどうかなとは思うんだが、そういう構成を劇中劇でやるには尺が足りないし、彼女たちもまだまだ駆け出しの新人未満の存在なのであの程度で構わないとは思う。
 が、なんやろ?。本来客をネタで笑いに能動的に誘導しなきゃならない立場の漫才師が、先輩にネタ探しに連れて行ってもらって答えに誘導されるってのはいいのかねぇという感じ。ましてや彼女たちは先輩の漫才を見てるんだから、先輩のネタを参考に自分たちはどうすべきか類推しても良いはず。いくら駆け出し未満だからといって、そういうお膳立てをしてもらわないとスランプを脱却できないってのはどーなの?と思うが、現実だと自分たちの課題を自分の力で解決するような他の新人においてかれるだろ、ワナビー多い業界だろうしとも思うんで、この優しい世界という提示も個人的にはユル過ぎと感じてしまう。ただ、視聴者がそういう漫才師の成長譚としてスポ根にも似たシナリオを見たいのか?と言われるとそれもうーんといった感じで、就職したばっかの新人社会人をターゲットとしているのならば、新人は先輩にいろいろ教えてもらうべきみたいな要素があるとは思うんで、別に漫才ワナビーのリアリティを描くばっかりが目的でもないだろうから、そのへんターゲット層の志向を考えてのシナリオの方向性なのだろう。
 あと、新人がこの程度のことに気付けないというのも恐ろしい話なのであって、漫才に限らず芸能人というのはいろいろな経験を積んでることが重要だとはよく言われる。しかも本質は芸能人だけでなく一般人にも言われてるあの文化資本の差というヤツ。カネ持ちはそれが生活の中で自然に受け渡すことができるから有利なんだけど、貧乏人だとそれができないから、それでも芸の肥やしとして種々の経験を積まねばならないとしたら必然的にそれが家計を圧迫せざるを得ないんで、「芸のためならニョウボも泣かす~」の浪花恋しぐれ桂春団治のようなことになる。しかも近年は芸能人の子供がこれまた芸能人になってることが多くて、まぁ親も子供に有利なように口利きしてるってだけでなく、芸能人の子供は芸能人になりたいと思っていれば、親は親で色んな経験を積ませたりすることができるし、生活の中で芸能界の流儀というものを自然に身につけることができるから効率的に芸能人としてのスキルを得ることができるわけで、決して口利きというコネだけの問題ではなかったりする。音楽家でも生まれてからずっといい音楽に触れている環境にいることができるので、貧乏人に比べて「良質の」音楽に「長時間」触れることで、人間というものは幼ければ幼いほど環境による影響が大きいから圧倒的に有利。なので、漫才師なんかは昔だったら貧乏人でも壮絶な努力や生存戦略でなんとかなってたのが、今だと高学歴…といっても大学まで行ってしまうと勢いが薄れてしまうから高校の段階で志望してないとダメ*1になってきてるし、その高校も底辺校で知能の低い同級生にもウケるから(より広いターゲット層を相手にできるから)有利ってことはなくて、大抵が進学校出身だったりする。その進学校出身というのが、まさに文化的資本が充実してないといけない階級の家庭に生まれてるってことなんで、生き馬の目を抜くような業界のお笑い界を目指すにしてもそんな段階から足切りされるなんて、なかなかしんどい世の中だよな~という感じ。

ルフレレイド前半金鍵293、もう好感度Max。

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 8周年記念で、聖櫻エリアの仕様変更が行われて好感度を上げやすくなっていて、後半二日目にしてもう好感度Maxになった。それまで聖櫻エリアで好感度を挙げるためには!のついたキャラをクリックしてちまちま積み上げないといけなかったのが、今だと放置した時間分上がる好感度が積み上がっていくシステムになったので、一気に何百もあがることになった。イベントエリアを走ってもちまちま上がるし、それでも293はプレボから取り出して最終進展までさせて日も浅いのだが、すぐ仕上がってしまった。本当ならLvも上げてマカロンも食わせて戦力化したほうが、超レアトリオを倒す際には有利で、しかも8周年293、守援寄りではあるのだが、後半は守援ステータスが大きいのもメリットではあるのでそうしたいのはやまやまなんだが、ちょっと迷う。イベントが終わればもう一枚をリング交換できてEx化し、Lv上限を取り払ってエールを送ったほうがエール効率がよいから今まではそうしてたんだよな。先程ちょうどLv45を倒しきって超レアトリオ領域に入ったから、ステMaxにするには一番のタイミングなのだが…。

*1:それでも大学に行ってそのモラトリアムを芸の肥やしに使う