俺100#4

 クエスト達成の道具として移動手段が必要になり、ゴタゴタする話。主人公冷たいようだが、どうせ武闘大会では他の三人は使い物にならないし、彼女たちが人質で殺されない可能性が高いとなれば、主人公がいろいろ試行錯誤する際に死んでも何度でも生き返るためのアンカーになるわけで、彼が言ってた通りクエストは一人で達成してもオッケーというのはそれなりにクレバーな話だし、彼なりの思いやりもあるのでは?と思っていたから、そうでもなかったという結末にシオシオ。まぁ人間関係の擾乱はアレはアレでこのテーマの一つだろうし、そのへん別に文句はない。むしろ予測が容易な展開など払い下げってなもんで。
 しかし、この世界、勇者メンバー以外の部分は全部ハリボテで出来てるんじゃないかと思うほど奥行きがなくてワロタ。まぁある意味勇者たちを成長させる試練としての道具って役割だろうからそれでオッケーなのではあるのだけども。

アサルトリリィ#4

 レギオンなるグループを結成する話。メリハリのついたシナリオに、緊迫感あふれるクライマックスもよかったのだが、どーなんやろ?。後々はゲームに誘導するのだろうし、いくら気張っても結局キャラに思い入れを持たせるだけのシナリオだと思ってしまうとちょっとやるせない。ゲームイベントで間断なく敵が出てくるのだとすると、そういう敵にそんなに役割をもたせてもしょうがないし、ゲームが続く限りゲームで活躍するキャラが戦いで輝き、それ以外はキャッキャウフフしてることの繰り返しなのだとすると、結局このアニメも終わりなき日常を生きるってだけなのかも。

魔女旅#4

 サブタイ「民なき国の王女」のとおりのお話。うーん、やっぱりまるっきりキノに近くなってきたな。ただ、巻き込まれぐらいはキノのほうががっつりで、この作品の場合、主人公はそれなりの距離をとってる。まぁ目的が見聞を広めることだし、その態度からするとそれで当然ではあるが。
 王家内の内紛なのに、国民がすっかりいなくなるというところなど寓意以外の何物でもないし、ちょっとアベ政権が倒れるのが早かったねといった感じ。身分違いの恋云々は今だとLGBTに置き換えても良いとは思うんだが、そうだとしてもちょっと話はわかりにくい。
 お約束だと思ってた冒頭の手前味噌前口上もなく、あくまでトラブルとは安全距離を取ってるから、事件に巻き込まれることによる主人公の成長もないしで拍子抜け。これから中盤に入っていくからそろそろ話も本格的になるのかも。映像はバトルシーンだけでなく、調度建築などにも迫力があるし見応え満点だけど、正直過剰品質のような気がしないでもない。

トニカワ#4

 嫁の妹分に嫉妬されて、嫁の正体に近づくの巻。第一話で公開されてた婚姻届は
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 こんな感じで、台詞に出てきた時子の名字は嫁と同じ月読、今回登場した妹分の名字は鍵ノ寺。かぐや姫伝説がモチーフだとすると、嫁は拾われっこで、時子が竹取の翁の嫁で、時子の実子が太郎花子のどっちかと、妹分の父母のどちらかで、太郎花子には実子がいなかったからその養子という感じなのかな。まぁ太郎花子がフェイク扱いの可能性もあるが。まぁこんな予想に価値はないので今後開帳される情報に期待と言ったところ。
 主人公がコミュ強者なのは意外だったのだけども、そういや第1話で自信たっぷりの意識高い系だったなというのを思い起こすとそう不思議でもないのか。嫁に対する態度がオロオロ対女子初心者って感じなのですっかり忘れてたよ。妹分が敵対しそうって流れで、主人公がすぐ意識を切り替えて調伏にかかってたから結構対人スキルは高そうな気はするが、いろんなギャグ展開との辻褄はあんまりあってない。
 しかし、無駄に詳細な月の石の情報だよな。酸化を防ぐために窒素充填らしいが、Wikipediaによると湿気を防ぐためにとある。湿気を防ぐだけならシリカゲルのほうがコストも安くて十分なハズだが現物も窒素充填だし、湿気を取りすぎないような配慮なんだろうか?。黄鉄鉱や輝安鉱は空気に触れると酸化して光沢を失うから展示には気を遣うけど、それでも窒素充填は聞いたこと無いなぁ。
 嫁がいきなり押しかけて婚姻届へのサインを迫って結婚という流れだったから逆転してプロポーズという話だったがよくわからん。だが手順を踏むべきという示唆なら結婚式もやるんだろう。でもそもそも平安時代は結婚式とかやってたのかな。前回主人公が勘違いしてたからさすがにやらないってことはなさそうだが。
 個人的には萌えアニメの自分がダメと考えてる内輪ウケの部分とはかろうじて距離を保ってくれた…って感じでちょっと安心。主人公が人前や本人の前で嫁を褒めまくるのは、昔の日本では考えられなかったことで、そのへんこのアニメがそれなりに世界展開を考えてのものなんだろうなとも思うが、だがしかし原作の段階からそれを視野に入れてたとも思わないんだよな。まぁこんなふうにあれこれ考えるネタを与えてくれてるんで、結構楽しんで視聴してる。