ひぐなく業#1

 いちおう予告通り視聴してみたら、結構良さげな雰囲気。いちおう初出のゲームもやってないし、アニメも見てない。自分の知識としては、ヒロインが斧かマチェットかなんか持ってる立ち絵を覚えているのと、当時同人ゲームなのに結構売れたという評判が頭に残ってる。
 とりあえずいきなり視聴してみたのだが、キャラデザがぽよよんろっくで、アレ?原作からそうだったっけ?と意外に思ってた。あと声優が懐かしい。エンドロール見てメインキャストのほとんどがベテランばっかり。松井菜桜子とかZZでヒロインやってたからもう30年選手で、松井ほどでなくても今となってはベテランと言っていいキャスト。台詞回しとか演技とかも結構昔の萌えアニメっぽい雰囲気で、結構キツいものがあるんじゃないかな。ただ、演技の切り替えのシーンはさすがに年季が入ってるだけのことはあるって感じ。
 ど田舎が舞台だったというのは知っていたが、白川郷がモデルとは思ってなかった。前にちょっと触れたが、日本残酷物語を読み返している最中で、今ちょっと中断中ではあるが、そのなかに白川郷の大家族制のことが書いてあるのを読んでいたから、自分的にはタイムリー。
 白川郷といえば合掌造りの大きな家屋だが、アレはあの地方独特の家族制度の賜物らしくって、基本一族の女は、ほぼ一生家を出ることがなかったときのものらしい。一家の大黒柱となる夫婦がいて、その子どもたちのうちの長男だけが嫁を外からもらう、で、子供の弟妹も基本一緒に暮らすのだが、男、つまり弟は基本的に通い婚で他の家に通うようになるらしい。なので、女、つまり妹はよそから男が通ってくるわけで、基本あの家の寝室は、長子以外はみんな女とその子供の分しか用意されてないらしい。開墾によって増えなければ基本土地を継ぐものは長男だけという、土地の狭い日本の田舎らしいしきたりだが、なかなか生活も厳しかったらしい。
 ところが、工業の近代化が押し寄せて、そのしきたりにしたがわなくても、仕事を都会に求めて働きに出るようになると、十分稼ぐことができるようになり、独立して生活することができるようになり、最初はそういうよその土地に出ることを嫌っていた年寄りも、時代が下っていくにつれよそに出たほうが生活が楽になるんだから、そっちのほうがよくね?ということになって、結局大家族制が崩れていったということらしい。
 なので、この作品の田舎観が、こうなにか合理性を超越した閉鎖的なしきたりって雰囲気が臭うのではあるが、昭和ともなればもう昔の人をイエに縛る…というかそういう共同生活をしなければ生きていけなかった…という価値観は逆に白川郷は他の田舎より廃れてしまっていた可能性はあって、そのへんはあんまり深く考えずに視聴したほうが楽しめそうではある。この作品がそのように日本の田舎の閉鎖性だけを抽出して当てはめただけなのか、それとも実はこの作品中ではモデルとなった白川郷のあり方も巧みに取り入れたものであるのかは正直判らん。
 しかし、アレだな、時代背景が1983年と、ちょうど中曽根内閣の頃で、日本が高度経済成長期を終わって、政府が国民を労働者から搾取対象に切り替えるちょうどその時であって、しかもダム建設とか国家と地方の対立構造を持ってくるとか、なるほどコロナ禍あまり関係なく、中曽根以降の新自由主義の成れの果てということで、日本を今一度振り返ってみるってそういう趣向でもあるんだろうねぇ。

アボカド残り処理。

 この前コメントでアボカドをパンに塗ったらよいというおすすめを頂いたのでやってみた。

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 一個88円+税で買ってあったアボカドを、もう数日放置してたのをそろそろ食わなきゃなとスパゲティに半分使い、翌日処理。スプーンで実をかき出し、レモン汁をかけてそのままスプーンの腹で潰すのだが、滑ってうまくこなれてくれない。それでもなんとか粗くはあるが潰してパンに塗った。自分こういうのはパンに塗り拡げるからスプレッドというのかと思ったら、ネットで調べてみたらディップという言い方をするらしい。ネットでのレシピはマヨネーズを混ぜたり、他にも色々香辛料や野菜の千切りを混ぜたりしているものがあったが、手間を掛けるのは個人的に本末転倒なので、アボカドとレモン汁だけで試してみた。
 アボカドは森のバターと呼ばれるから、バター風味が感じられるかと思ったのだがさすがにそれはなかった。ただ、食感はバターを彷彿とさせるものがある。食べてみた感じ、塩気があったほうがよかったかもという気がしたが、そういう処理だと惣菜パンに近くなると思う。自分はむしろジャムやマーマレードの代用ぐらいの意識で口にしたから、むしろハチミツだとか砂糖を加えたほうが良かったのかもしれない。
 

またChromeタブの復元ポシャる。

 なんかアカンわ。PCがハングアップする頻度が増してるのが問題だが、こう立て続けに復元が機能しないとちょっと困る。プニルだとタブのすべてを一気にブックマークできる機能があったが、もうネットではブラウザは有名どころ優先でサイトを構築してるから、エンジンを共有化したところで派生ブラウザを使う気にならない。いちおう自分の記憶や履歴を頼りにタブを復元してみるのだが、一旦そうやって表示させて、何度か再起動を繰り返してタブを履歴に記憶させるという作業をしてみても、結局OSがハングアップしてChromeが復元に失敗してしまえば、履歴に覚えさせたはずのリンク先もごっそり消えるから徒労感半端ない。タブの状況をバックアップする機能とか無いのかね?。

サイコン使用感。

 昼間ちょくちょく自転車に乗って猫目サイコンを使ってるが、なかなか利点や欠点が意識されてしまって混乱してる。慣れとは恐ろしいもので、前の機械であたりまえに使えてたことができないとストレスを感じてしまうし、新しい便利な機能があったとしても、それに気づかず利用の機会がなかったら宝の持ち腐れとなってしまい、案外使用感が劇的に向上したという感覚を得にくい。
 利点としては、前にも述べたとおり、文字が中華のより小さいながらも視認性はそこそこよい。センサーが信号をスグ拾ってくれる。
 気になる点としては、自動で起動してくれないこと。実は中華サイコンは、自転車に乗り始めて勝手に起動するのに違和感があったのだが、それに慣れてしまうと、いちいち起動のためにボタンを押すのがめんどくさくなってしまう。あと夜間走行時、バックライトを使用する際にはボタンを長押ししていちいちナイトモードとやらに入らないといけないこと。しかもボタン操作して5秒しか持続せず、つけっぱにはできないこと。まぁ電池の消耗があるから常時点灯はないほうがいいわけだし、自分もそれを気にしてわざわざフロントライトの光を横流しして夜間でも確認できるようにしてるわけだが。
 もうちょっと使い続けると、猫目のやりかたに慣れて気にならなくなるとは思う。しかしオートパワーオンオフに慣れてしまうとは自分も思っていなかった。割といちいち起動ボタンをおすのがめんどくさいと感じてしまってる。バックライトはお試しで使ってるだけで、夜間フロントライトをつければ気になることはないはず。その他はそんなに不満はない感じだが、案外ちょっとしたストレスが気になってしまうもんだな…。