刀使ノ巫女 第16話

 やっぱゲーム連動企画なのに限界があるのかな。
 うーん、なんか意図を読みきれんといった感じ。第1クールの大荒魂との戦いは単純な二項対立として楽しめるのでどうでもよいのだが、大荒魂が3つに分裂した意味だとか、その3つとは何のメタファーだとか考えてたんだけど、所詮ゲーム設定上の適当なキャラづくりなのかもと思ってしまうと真剣に考えるのが馬鹿らしくなるという。アニメはアニメで意味付けがされているんだったらよいのだが、ゲーム上の敵だったら、その敵がなにか問題を抱えているのであればそれを解決してしまったらそこでゲーム上のミッションは終わってしまうわけであり、基本ネトゲの敵はユーザーの裁量範囲内では解決できないような絶対悪だとか、そうでなければ真相を敢えて明かさないようになってる。
 あとこういう萌え作品だから、適当に敵も女の形をさせているのだろうけども、個人的な印象では日本の神話ではそもそも武器を振るうのはオトコの神だし、オンナの神は動き回るというよりはなにか一ヶ所に固定されてなんらかの象徴的な役割をもたせられている感じがする。なんでこの作品では欲望がオンナの姿をしているのかとか考えてみたりしたのだが、やはりあまり深い意味は持たせられていないと考えるのが妥当なんだろうなとかぼんやり思ってしまった。