新番またいくつか。

  • 戦恋 これはまたとってつけた設定だなと苦笑しながら見てた。正直敵の本質が見極められないとしんどい。敵は己を投射したものとかそんなんじゃなくて、純粋に対立概念のような気がするが…。
  • バビロン 地検特捜部モノ。端的に言って微妙。驚く展開がありはするんだけど、今や地検特捜部なんて権力の走狗って認識が一般化してるので、いまさら正義感の職員を登場させてみたところで「萎え~」*1でしかない。主人公の力量不足も視聴していてストレス溜まる。これでこの後の展開で主人公が闇堕ちしないんだったら展開としてみてらんない*2と思ってしまうだろう。

 とはいっても、さすがに善意の観測者を組織内に置かないと万人向けの物語にならないだろうし、日本がこれだけ壊れてしまったそのアイロニーとしての制作側の思いはわかりはするんだが、この作品をアニメ化するんだったら三年前ぐらいにはやっとかないとといった感じである。言い方がおかしいとは思うが、今やダメダメな現実が時代を抜き去っている状況なので、この遅れは致命的。少々厳しい言い方だと自分でも思うのだが、被害者に配慮して放映を遅らせたコッペリオンとは状況が違うし、そのコッペリオンですら時期をずらして放映して、やはり時代遅れになっていたと思う。関電の贈収賄事件、利権関係者でガチガチに固められてるはずの原発ムラから、おそらく内通者がいたからこそ公衆の面前に晒される結果になったのだろうから、なんらかのアベ許すまじの潮流が生じているんだろうけど、その尻馬に乗るんじゃなくて、ドラマよりアニメのほうがフットワーク軽いんだからもうちょっと機動的に動いていても良かったんじゃね?と思ったり思わなかったり。

  • さいころ なんか安心して視聴できた。前半の散策エピソード、本編とあまり関係なく主人公の掘り下げをこんなにじっくりやるもんかと不思議に思っていたが、Bパートでつなげていて妙に感心してた。いろんなボードゲームの紹介モノとしてだけでも個人的には十分なんだけど、プラスアルファでなにか楽しませてくれるのかも。

*1:萌え~の口調で

*2:なぜならそうでないと殺されるべきなのは後輩ちゃんじゃないから