中華パチもんOIベル

 ようやっと届いた。注文してから一ヶ月を超えた。別にあちらの国民行事と重なってるのでもなかったからよくわからん。いつも3週間ほどで届くんで、ちょっとやきもきしてた。実は前に大量に注文してた18650電池、半分ぐらいが消息不明。せめてカネ返せと思って注文状況見たらopen disputeが期限切れだったので なんじゃこりゃと思っていたのだ。まぁ無事届いて安心ではある。
 取り急ぎ付ける予定はないのだが、品質がとても気になっていたので早速取り出してみた。
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 セラーの商品ページは商品画像がなくパッケージのみの画像しか公開されていなかったのだが、そのパッケージすらなかったという。まぁゴミになるんでいらないと言われたらそうなんだが。
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 袋から取り出してチェックしてみたが、細いハンドル径用のシムが充実してる。アウターケーブルを通すための隙間もあって本家オイと機能自体はそれほど変わりがない模様。が、赤のほう、ハンドルを挟む部分の円が全然真円になってない。グレーのほうはそうでもない。
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 指を引っ掛ける部分はギザが入っているが、摩擦を大きくするのは悪手では?。あと取り付けは+ードライバ用。ノグのほうは六角だからフィリップスより舐めにくいがそのへんどうだろ?。固定力自体に変わりはないような気はする。
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 打ち子?の構造。バネを媒介に本体と打ち子のプラスチックを嵌めるようになっている。まぁなんかの拍子にポロッと取れてもおかしくないが。
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 赤のほうはあまりに真円が出ていなかったので、余ったハンドルに取り付けてみた。プラスチックの素材が柔らかいせいか、別に真円になってなくても問題ない。長期間つけっぱなしにしたらちょっとはマシになるのかねぇ。



 ちょっと鳴らしてみた感じ、グレーの方はそれなりに澄んだ音で特に問題もなかった。だが赤の方は加工精度が悪いせいか取り付け前も取り付け後も、ベルの部分がどっかに触れているのかすぐ鳴り止むし濁った音。ベルの部分と基部はピッチの大きいバネでくっついているようなので、ベルの部分を引っ張ってみたらちょっと改善する。ベルがどこかに触れることなく振動が自然に収束すればよいのだからと、強く引っ張って基部との距離を稼いでみたのだが、それはそれで状況が悪くなるのでどうなってるのかよくわからん感じではある。


 さて、本家との比較だが、音はなるほど本家のほうがよく考えられているっぽくて軍配が上がるのだが、そんなに違いがあるかと言われたら正直ないと思う。なにせ中華のほうは2.71USDで日本円にすると300ぐらい。定価からするともう十分の一に迫る値段なので中華のほうが圧倒的にコストパフォーマンスがよい。そもそもベルなんて積極的に使う装備でもなし中華の方を壊れたら使い捨てという形のほうがカネの節約にはなる。今回届いたグレーの品質が保証されているのならともかく、赤のようなともすれば不良品を掴む可能性を考えると決してオススメではないが、形ばかりでもベルを取り付けなきゃって人はこの程度で構わないのかも。
 だが、蟻特急でbicycle bellと入力して検索しても該当する商品は一つだけ(似たような製品はそれなりにHitするのだが、ハンドル径が大きいのに対応してるのはこのセラーだけだった)なので、入手が容易だとも思わない。日本の密林マケプレでも軒並み消えてるから、蟻特急でもそのうち消えるかも。