中華新サイコンとLifeLine Pavoのセッティングを詰める。

 夜半すぎに台風も通り過ぎ、雨も降らなくなったので、ちょっと乗ってきた。
 やはり前回の取り付けのままでは全然使い物にならないので、自転車を路脇に止め、ステーの位置を変更した。すなわち変更前は向かってステム右側にサイコン左側にライトだったのが、変更後はどちらもステム右側に寄せたのだ。サイコンのビームが右側によっており、サイコンが取り付け位置より左に寄るので、ライトを左、サイコンを右に取り付けると、ちょうどライト正面にサイコン画面が位置することになる。街燈下で作業したのだが、明るいほうが作業性が良いといっても自宅まで帰って取り付け位置変更してまた出かけるのはめんどいので、出先の作業性は悪い。が、携帯ツールでなんとか仮止めに近い状態でセッティング完了。



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 これもちょっと見た目とは違っている。実際はもうちょっとサイコン画面が明るくてかなり見易くなっている。正直これだけ視認性が上がってしまうとサイコンのバックライトはお払い箱といってよい。
 但しちょっと問題があって、サイコンの視認性を上げるためにサイコン画面をこちらに向けてしまうと、当然ながらライトを遮ってしまうので路面を照らさなくなってしまう。なので、サイコンは向こうに傾ける形、すなわち下り坂のようにセッティングしないといけない。そういう工夫をしてもやはり自転車手前3㍍ぐらいを照射するのを捨てることにはなる。
 あと、画像を見てもらうと判ると思うが、サイコンの上面と表示パネルの間に距離があるので、一番下の表示部が影になって見にくい。このサイコンだとちょうど時刻表示なので惜しい限り。しかし、時刻表示を確認したいときは手をライトの上部からかざすようにして光を手のひらで反射させると十分に視認できるので、これは実用上問題ない。サイコンのバックライトを表示させる手間を考えたら手軽。どうしても時刻をいつも確認できる状態にしたいのならサイコンのバックライトを常時点灯させとけという話になる。


 さて、サイコンも大体100㌔近く使ったと思うが、今の所すこぶる快調。前のサイコンだと使用開始早々信号を拾わなかったりして、マグネットとセンサーの位置をあれこれ調整していたりしたが、今回のはポン付けで一切手を入れなくても正常に動作してる。オートオンオフなのだが、前のサイコンが振動センサーで自転車がちょっとでも動けば起動していたが、これはそんなに過敏ではない。動かしても表示しないからオヤっと思うが、走り始めて5~6秒ほどすれば起動するので、自分にとっては機器切り替え時における慣れの問題だと思う。


 ライトの方だが、ちょっと変わっているのがライトのオンオフがどちらもボタン長押しなこと。ポンポンとボタンを押す動作はモード切り替えのみ。大抵のライトがライトのオンは長押しでなくても点くのでちょっと面食らうかも。
 購入して充電したのだが、どれだけ残っていたのか不明だが4時間ほどで充電が完了。残量が少ないとボタン部のLEDが赤くなり、残量が十分だと青になる。これは使用中も充電中もそうみたい。充電してると本体は結構熱くなるのでちょっと心配なところである。
 Wiggleのレビューだとスポット配光という書き込みがあったが、自分が前に使っていた18650中華ライトに比べたら十分にワイドに照らしてくれてる。耐久性を見ないとわからないが、このようなサイコンを照らすという用途でなくてもライト単体での性能もフツーなのではなかろうか。


 サイコンのステー、ビームがハンドル上部から伸びているのだが、これがもしハンドル下部から伸びる形だったらこのような用途に最高かも。ハンドル下部から伸びればサイコン画面とハンドルを面一にすることができて、(自分には全く影響ないだろうが)エアロ効果も期待できるだろうにと勝手に妄想してた。ステーの自作は強度を考えたらとても手が出ないわな。

夕方に昼光時のサイコンの見え方を確認してみた

 夜間走行時に最適化しても、大抵走っている時間は昼間が多いので、そのとき表示が見えにくかったら本末転倒。確認のためにわざわざというほどでもないが、夕方出かけるときに画像を撮ってみた。


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 夜間にセッティングを詰めたそのままで横から見てみると、サイコンの傾き方やはり半端ない。ライトも傾いているが、路面を照らす目的からするとこれは正常。中華ライトでもこのぐらい傾いていたような。


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 ブラケット(ハンドル水平部も)や下ハンを握ったときのサイコンの見え方。まぁ夜間ですら表示が見えるのだから、これで表示が見にくくなるはずもなく。下段の時刻も問題なくはっきり見える。


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 ところが、サドルに跨って体を垂直にしてサイコン表示をみようとすると、パネルが途端に見えづらくなる。うーん。とはいえ、自分は信号待ちのときもサドルから腰を落としてトップチューブに跨る…なんてことはほとんどしない。大抵サドルに腰を乗せたままハンドルからも手を離すことはないから、こういう場面は少ないので、問題ないといえばない。


 こういう使い方をするという想定が、ライト側にもサイコン側にもないわけで、そりゃ全てが万事うまくいくはずもない。まぁだいたいにして今ドキは、サイコンもGPS機能のついたものがハイエンドとしてメジャーになりつつあるんで、もうサイコン側のバックライトを充実させるって方向性なんだろうね。


 あと、Pavoライトだが、なんかこのお出かけから帰宅途中に電気切れになりかけた。ボタンが赤くなり、点燈が点滅モードその他になる。テンポの違う点滅が二種類と、あと光の強弱が間欠的に入れ替わるモード一種類。ライト、いちおう満充電してから昨夜の40分ほど、そしてこのおでかけのせいぜい5分ほどでこうなったから、ちょっと短すぎやしませんかね?といった所。いちおうカタログデータだと、フル発光の720ルーメンモードで一時間半持つって話で、一番弱いモードで10時間以上という性能を買って購入しただけに残念。フル発光モードも試しはしたんだが、夜間走行中はいちおう暗いモードで走っていたつもりなんだけどな。質の悪い充電池を使っているのかねぇ。その点、ちょっと前まで使っていた中華18650ライトは、構造が単純なせいか、まさに電池の性能のみで持続時間が決まるわけで、中華ライトのほうが使い勝手が良いといえば良い。
 なんのかんのいって、ライトはライト、サイコンはバックライトという役割分担のほうがスッキリするのかも。