なんと、ラスボスを倒してしまったっぽい。
こういう展開になるとは思っていなかった。たゞ、封じるためには人柱が必要な感じを受けたので、本当に懸案の問題が解決しているのかどうかちょっとわかんない。とはいえ第1話からの構成を振り返ってみると、ちゃんと挫折や壁を乗り越える段階も入っているし、クライマックスに至るまでの下準備もそういやちゃんと描かれているので、やはりひとつのパッケーヂとしてまとまっている。が、やはりラスボスを倒すのは2クールの最終付近だと思っていたのでポカーン状態だ。
次は総集編という次号予告だったので、以降どのような展開になるのか皆目見当がつかないわけなんだが、そこはおとなしく待っているのが吉かねぇ。
なんでこうなっているのかをちょっと考えてみたのだが、これ、最初っから打ち切りがあるという想定のもと、基本的に1クールでまとまりがつくようなシリーズ構成がなされており、予算の都合がついて2クールあるのであれば、それも想定して全体を設計したというところなのかも。なんにせよ、打ち切りが想定されているのに2クールすべてを使ってシリーズ構成をして1クールで打ち切りが決定となれば目を覆うようなものになるわけであって、その判断自体は正しいと思うのだが、そういうのも下世話な想像に過ぎないので本当にそうなのかどうかも定かではない。
で、確かに1クールで収まりがつくようになってはいるんだけど、改めて振り返ってみれば以前母親の過去話がなくて唐突だったと書いている通り、そういやちょっとばかしダイヂェスト風味になっているなと気づいた。だからといってこゝまでの話を2クールかけて丁寧に描いたとして良くなったか?と言われてみれば、間延びしていた可能性は高いかなとも思うんで、そのへん不満はない感じ。
で、今回感心したのは動画の部分。視聴前に期待していたせいか、序盤の殺陣の動画部分は肩透かし感が半端なかったのだが、今回はかなり感心しながら鑑賞してた。特に面白かったのは折神紫の動作*1。無駄のない動きでかつ滑らかで、見ていていかにも上級者という雰囲気がよく出てた。CG作画だと思うが、CGモデリングにありがちな不自然さがかなり解消されていて、セル作画とは違った良さが感じられた。戦いのシーンの要所だけ力点を置くのではなく、全体に亘って動く動く。キレがありすぎて、主人公側の動きを目で追いきれないのが玉に瑕だが、それであってもちょっとコストのかけ方は半端ねぇなという感じで満足度は高かった。
*1:折神は終始中心配置だったので、おそらくスタッフも視聴者にこの部分を見て欲しいと思っているはず。
