からかい上手の高木さん 第12話

 幸せそうでなにより。
 冒頭の高木のそわそわしぶりは前回からのウケなのかなと思ったら違ってた。あと、馴れ初めのエピソードやこの関係は続くよで終わり。
 アニメも視聴し終わったしとネットでちょっと徘徊してみたら、原作は第7巻ほど、そして高木と西片が結婚したあとのスピンオフ作品が原作者とは別作家で出てた。試し読みということで数話ほど公開されてもいたので目を通してみれば、高木のデザインは極初期はギャルっぽく描かれていて、新しくなるにつれアニメの画風になってる。原作者が小豆島出身ということで、これまた検索をかけたら、アニメの背景は小豆島のものであるらしい。原作のほうの背景はあまり描き込みが激しくなくて、これは特定の場所を舞台にしたのではないという感じだろう。EDはそらおとゝ同様、昔のナムバーを声優に歌わせているって形。初期の数曲は記憶になかったからてっきり書き下ろしかと思っていたのだが、途中から耳にしたことのある曲になったので、なるほどなぁと。
 まぁそんなわけで、これもいろいろ楽しませてもらった。どっか懐かしいそんな感じを前面に押し出した感じ。なので、自分的にはシナリオの巧妙さで唸るというよりは、泣きそうになる作品だったねぇ。あと、当初心配していた飽きもなかったな。前も述べたとおり、高木のからかいが終着点を見据えた上でのものになっているので、それ自体がある意味物語構造になっているってのも面白い。おそらく原作も人気があるだろうし、アニメ化によって原作にも客が還流するだろうから、これは商業的にも成功した部類に入るんじゃなかろうか。