Re:ゼロから始める異世界生活 第14話

 次回はまたリセマラか…。
 周囲にも痴話喧嘩あつかいで草。追加でレムのデレ。自分がWeb版で読んだ限りだと以降は自分的には今一な展開が続くのでアニメでどう処理するかの興味がないわけではないが、実質先の見通しも立った感じかな。いちおう〆まで視聴した上での死に戻りに関しての評価をしたいとは思っているので見切りはしないつもり。
 原作を読んでいるときにはそれほど気にならなかったのだが、王撰の張り紙は違和感が。中世西欧をモデルとしている割に階級社会を再現しているわけでもないし、そのへん世界観がはっきりしてないのかねぇ。フェルトが王撰に参加する云々は中世だと別にお忍びで王が市井の女と子をなしたとか解釈したらよいのだけども、王が誰になるかを庶民に問うことは普通しないし庶民が関与することなど埒外の範囲。選挙をやらないだけマシなのかもしれないが、とはいってもなぁ。騎士のあり方もラインハルトの家名云々という台詞から世襲制ということらしいし、ならもっと階級差を表現しても良いのになとは思う。貴族や騎士階級が庶民に普通に相対することはありえない。いやまぁインドのヒンズーあたりだと、外国人に対してはカースト関係なく親しげに会話するらしいが、外国人がいざヒンズーに帰依すると、最初はカースト最下層に位置づけられるとは聞いたのでやはりそのへん厳しい。この世界の差別構造は別に中世西欧だとか現実社会のを反映させてないといわれるとそうですかとしか言えないですけどねぇ。スバルがいるこのファンタジー世界は転生前に持っていた知識を無意識に駆使してスバルの妄想が作り出した世界であるというのはちょっと考えられないしなぁ。
 Web版だとこのへんのたのたしてるので省略するのは仕方がないのだが、スバルが騎士として認定されるようになる経緯だとか、対立候補食客扱いされるくだりとか説明不足には感じた。
 現段階ではどうにもスバルはギャンブル依存だとかそんなダメ親父の更正日記のような流れでどうにも違和感がある。Web版を読んでいたときはもうちょっとスバルの状態はよかったような印象があって、アニメ版(もしくは書籍化に際しての変更なのかも)での扱いは違っている感じ。アニメだとちょうど折り返し地点のようなのでスバルをどん底に突き落とす必要性をスタッフが感じているようなんだが、逆に周囲のスバルへの理解ある取り扱いを気持ち悪く感じてしまう。スバルは馬鹿なりに彼自身知恵を絞って切り抜けていくってのがWeb版では感じられたという記憶があるのだがその辺わからんなぁ。Web版を読んでいたときに自分が読めてなかったという可能性も大きくてなんとも。