んHKラジオビジネス展望で、日本の驚くべき所得再配分の様子が暴露されていた。

 さきほど聞いたのだが、いつとの比較は聞きそびれたが、日本では労働配分における総所得のうち低所得層の取り分は昔は7%だったのが、今は4%しかなく、年収1200万以上の高所得者層がそのぶん上積みになっているらしい。慶応の駒村康平という学者の言。慶応だからなんかうさんくさいが、逆に特権階級の慶応からみても低所得者層から奪って高所得者に配るという日本独特の所得再配分には見過ごせないほどの驚きがあったんだろう。トリクルダウン理論も欧米では若干貧困層をを潤す効果があったらしいが、日本の場合は逆で貧困層がやせ細る結果になっているということだった。
 金曜の夜には今週分の放送分がアップされるらしいので、思い出したらもう一回聞いてみるつもり。
 慶応の学者が今さらビックリしているようだが、おそらく海外から見ると、長らく特権階級優遇の自民盗を支持していた日本国民が、生活が苦しくなってようやく民主的な政策をうちだした民主盗を選んで政権交代したと思ったら、その民主盗が国民を裏切って第二自民盗化して国民をいじめ始め、で、民主盗を切り捨てたら、長らく国民いじめをしてきた自民盗がそれまでの行いを反省しているのかと思いきや、さらに特権階級優遇をして貧乏人いじめを行い、解散総選挙でも国民はそのような自民盗のありように鉄槌を下すことができず、国民いじめの自民盗を政権につかせ続けるという、トンでもなくアホな国民と見られているハズ。
 別に中国を擁護するつもりもないし、中国に住みたいわけではないが、ともすれば国民のほとんどが自分本位で国内が分裂する危機をいつも抱えている中国を人権侵害だろうとなんだろうと駆使してなんとか一つにまとめようとしている中国の政治指導者層と、不満を内に秘めて従順な国民なのに、法律すら守らず貧乏人から奪って特権階級や宗主国に差し出して権力の椅子にしがみつく日本の政治指導者層とはちょっと同列に語れない何かゞあるのは間違いない。
 いわんや欧州の政治指導者とは比較にならないのではあるが、メルケル移民問題で致命的な失敗をしたようだし、目先の労働問題で移民を受け入れて国内に深刻な差別問題を抱えてそろそろ迷走気味にはなっているので、全世界的に政治層のレヴェル低下が問題になっている時期なんだろうね。