ついに軍国主義化の端緒を築くか。

 んHKラジオを聞いていると頭が痛くなってくるな。中東難民の欧州流入なんて、結局中東利権のために侵略行為をしてきた合衆国の尻拭いをさせられているだけだし、日本も中東難民の受け入れ負担を呑まされそう。そういう背景がわかっているのかいないのか、戦争法案に関しての危機感も薄いな。
 ヘンな話、日本が軍備すること自体にはそれほど合理性がないわけではないんだが、一番の問題として、その軍を扱うのが、先の大戦でまったく責任を取らなかった戦争指導者の末裔であるということがある。要するに一番信用できない人間が国政を握っていることが大問題であり、おそらくその懸念はそれほど時間をおかずに現実化するだろう。政府が法律を守らず、ウソばっかりついているのに、その政府が通そうとしている法律の必要性に賛同する人間がいることに目が回る思いがする。
 別に中国ロシアを信用するべきだとも思わないが、軍事力を背景に内政干渉ばかり行い、富の収奪をし続けてきた合衆国は世界中の恨みを買っているわけであり、日本もそろそろ合衆国と手を切るべきなんだと思う。日本を間接統治するために、先の大戦では日本を滅亡に追いやり無責任にも権力を手放さなかった層にCIAが資金を出して結成された自民盗が合衆国の利権のため(そして自民盗自身の利権のため)に日本を食い物にするのはあたりまえであり、自分が驚くのはそういう自民盗を支持する「肉屋を支持する豚」が多いことに驚愕する。さらに頭が痛いのは、そういう自民盗の代替として存在している野党が、自民盗に成り代わりたいだけで政策にはまったく違いの見られない民主盗(今主張していることは目くらまし。政権を握ったとたん自民盗の主張であった消費税を上げ、それが終わればさっさと自民盗に禅譲したのを忘れてはならない)や、自民盗よりキチガイ度の大きい維新の盗やその他でしかない。国民の気持ちを代弁しているように見えながら、その実自民盗政権の維持に余念のない狂産盗など、選択肢がまったくない状態で、どう転んでも美味い汁を啜ることができる構造を作り上げることができた合衆国の手際のよさに舌を巻くしかない。
 戦争法案の可決のために自民盗が弄する言辞の多くは、先の大戦で戦争に突っ走っていった経緯と酷似していてなんだかなぁと思わざるを得ない。なんというか、原爆を落とされてヒロシマでは「安らかに眠ってください、過ちは二度と繰り返しませんから」といった末に、安全対策をわざと怠ってフクイチ原発を招いてヒロシマとは逆に原発立地々を人の住めない土地に日本政府自体がしてしまったことなど、人間はまったく学習をしないものなんだなというのを痛感する。「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」というのは笑えない事実であるというのを突きつけられる思いだ。