今回は興奮するシチュはなし。
うーん、物語としては平凡なんだけど、魅入られるようにして視聴してた。多分に自分の精神状態も関係していると思うんだけど、それにしてもなんでだろ？。操られた美柑に攻撃されてやられっぱなしのヤミ、しかしモヽの助けで救われるという構造を踏まえて流れを追うと、なんかすごく展開がご都合主義的ではあるんだけどね。ヤミにフォーカスを当てゝいると思ったら、モヽのお助けの場面ではモヽに語らせているし、なんとも。
で、一人（限られた）男が女を独占することについての有無は今回は放置。というより女たちを繋ぐ糊のような役割を果たしていて、ヘンな話、男視点ではなく、女視点での男の役割って構造になっていた。見方を変えると、たとえば今回でいえばヤミと美柑を繋ぐのがリトの役割になっている。今回のゲストキャラアゼンタはヤミと美柑を分断化しようとするのだが、それを防いだのはリトをハブとしてすべての女を繋ごうとするモヽが、アゼンタ（芽亜とマスターの企み）を排除して修復を行うというもの。まぁ描写されているのは女たちのリトへの思慕ではあるんだが、モヽを除く全員がけん制しあっているとかそういうギミックがありはするんだが、リトが中心にいるというよりはむしろ彼は女社会の潤滑剤ぐらいの立場なんだよね。
女子校あたりだとお話によると男が夢見る花園のような世界ではなくて、恥じらいが失われただらしないもの*1って噂もあるんだが、女に恥じらいをとりもどさせるのがリトの役割っていった程度のものなのかもしれない。そこにはリトに対する恋愛感情はなくても彼の潤滑剤的役割は成立するわけだ。
そんなこんなで、割といろいろ考えさせられた。
*1:逆に共学校だと常に男を気にする必要があって、女子校だと気楽に過ごせるって要素もあるらしい。要するに猫をかぶらなくて済む分楽だってこと。
