昨日UPしようかと思ってはいたんだけど。

 結局エントリーせずに寝てしまった。早寝ってわけでもないんだけど。というのも、旅行中旅館でテレヴィのドラマを久々に見た。んHKだったんだけど、重松清原作の「とんび」。昭和30年代からの父子家庭(となってしまった)家族を描く作者の自叙伝的な作品らしい。後編が翌日あって、せっかくだから通して視聴してみたかったんだけど、まぁいゝやってとこで。
 最初しばらく視聴していて、ぼんやり思っていたのが役者の芝居はうまいんだけど、脚本がなぁ…ってことだ。あとから原作がいろいろ受賞しているというのを知ってビックリしたぐらい。父親の子育ての大変さを連続して描いており、なんかもうそれだけなんだよ。事件→感動→の繰り返しで、確かに大いに泣けるんだが、なんつーかね、コース料理で言えば、前菜だのスープだのデザートだのといったものが一切無くて、もうステーキばっかり喰わされる感じ。昔見た民放あたりのドラマにありがちな大げさゝはないし、構成もしっかりしてるので見飽きるということはないんだが、なんだろ?抑揚のつけ方はアニメのほうがしっかりしてるんじゃないか?という錯覚まで覚えてしまう。緩急のつけ方はむしろ大河の「清盛」のほうが優れていたと思ってしまった。が、清盛は結構見てゝ退屈なんだよね。丁度五条河原での牛若・弁慶の出会いのところもやってたが、またワイヤーアクションかよ、少々殺陣として見栄えは悪くなるけど、フツーのアクションでやってくんないかな…と思いながら見てたぐらいだ。
 まぁとりとめもなく書いてしまったが、アニメより実写ドラマのほうがより視聴者にわかり易く配慮しなくちゃならないのかと思い至った次第。案外ドラマの脚本のほうがヘンな縛りが多そうだな。大変大変。