GOSICK 第21話

 ブライアン・ロスコーが二人いる吃驚。
 いやぁ、前回コルデリアの変装だとばかり思っていたんだが、こりゃなんじゃ?と。今回の三段構えの種明かしと併せて嬉しいサプライズ。そのかわりといってはなんだが、あまり社会背景的暴露だとか、権力維持装置としての宗教や科学だとか、胸に迫り来るって感じじゃなかったけどね。でも、これはこちらに猶予を与えないだけの仕掛けが連続してあったので、掛け値無しに面白かったといっておこう。
 今までの蓄積も効いていて、この構成には感心した。半分ぐらいまでは心の片隅に「しかたなく面白く感じている」自分がいたような気がするが、今ではそれほどでもない。久城がそうでないわけではないんだけど、ヴィクトリカの成長が著しくて、雰囲気にキレが出てきているように見えるのも好感度高し。でもなんか次はお遊び回って感じだな。あと数話なのに大丈夫か?。いや、もう終わってるんだろうケド。