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 17:00台のしか聞かなかった。前半はオリムピックの話題。ソフトボールと野球のお話。野球は前にも言ったとおり、星野監督自体が終わっている人なので、そもそも采配ミスをあげつらって非難するのも馬鹿げているし、期待するのも馬鹿げている。ソフトボールも開会式の時に選手が掲揚台でバカ騒ぎをして世界から顰蹙を買っていたのだが、それも忘れて優勝に向けての期待が酷い。
 今日のアナウンサーの問いかけ一つ取ってみても、日本人のスポーツにかける過度な思いがなんか狂乱というか、度を越していると思った。曰く「優勝するために何が必要か」なんて言っていたが、試合の面白さより勝つという結果だけを求めてガツガツしているようであさましい感じがした。マイナーなスポーツあたりだとそういう報道をしたりすることもあるのだろうが、2つのチームの長所短所を冷静に列挙して、“試合の見どころ”をマスゴミは伝えなければならないのではなかろうか?。そのほうが視聴者が試合を吟味しながら楽しめるし、勝った負けたで上下関係を作り、勝ち組にいるということで優越感を感じるというのはあさましいことこの上ない。自分は最近話題になっている「お手手つないでみんなでゴール」を嫌ってはいるが、もうこれぐらいのハイレヴェルになると、例えば一昔前のバスケットボール合衆国ドリームチームは別にするとしても、実力が拮抗して勝負は時の運ぐらいになるわけで、なんかちょっとした差を過度に評価するのは大人げないと思うのだ。
 ただ、スポーツを現代の代理戦争と位置付け、国威発揚を促して特権階級の違法行為から目を逸らさせるバカ政府にとっては、そういうどっちもどっちという判定は都合が悪いのだろう。自国の選手が勝てば、視聴者は同国ということで「優勝した選手と自分は同じ国だから、選手同様自分も優れている」という根拠のない優越感を持ち、政権への不満のガス抜きをすることもできる。選手が負ければ、視聴者に罵倒させ、罵倒する自分はまるで選手より偉いかのような態度で、これまた根拠のない優越感を持つことができ、やはりガス抜きになるわけだ。努力しているのは選手で、視聴者は安全な立場で自分の感情に任せて褒め称えたり叩いたりする。こういう国民性がクレーマーやモンペのバックボーンになっている。また、強い者を支持してあたかも自分も勝ち組になったように錯覚する様子は、現在「自民党の政権だから」と内閣を支持して自ら奴隷化している日本人の姿そのものである。
 本当にそのスポーツが好きなのであれば、勝ったにセよ負けたにせよ、その原因を冷静に分析し、いわれのない非難はしないものだ。素人が勝手な判断でプロフェッショナルを叩き、また、自民党マスゴミがそれに拍車をかける。冷静な判断を欠いて、その場の感情で熱狂し、本能に任せて狂うエネルギーを特権階級は上手く自分の利益に繋げているだけで、国民自体がバカであり、またその構造に気付こうともせず、指摘されれば逆ギレしてイジメまで行う。酒に酔って好き放題やらかすのに寛容なのはだいたい日本ぐらいのものだ。もちろん末端の酒好きが暴れてどうしようもないのは世界中どこでもあることなのだが、酒に酔って相手に迷惑をかけることを恥ずかしく思う国は日本以外の国である。酒がスポーツに変わっただけの話なんだと思う。
 まぁそんなわけで、日本チームが頑張ろうと頑張らなくても、自分はどっちでもいいのだが、スポーツを自分の利益のために利用するマスゴミの態度がスゴク不快なので妄想をば。