郵政民営化もいよいよ佳境

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 いい具合に焼けてきていますなぁ。

 平沼赳夫経済産業相は17日のフジテレビ番組で郵政民営化法案が参院で否決された場合、小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切る意向を示唆していることについて「天下の命運を分ける法案でない。(首相は)自分のメンツ、思惑で政治をしていいのか」と批判した。

 この後も批判が続くのですが、これだけ読むと小泉首相郵政族に対する仕返しとはわからんですわな。国鉄も公共サービスの点から言うと大失敗だし、電電公社も移動通信の場から外資を徹底的に排除することで今羽振りがいいので、郵政民営化でバラ色の未来を思い描いている人はいったいどのような人なんでしょうか。もちろん民営化で無駄は省けるんだけど、その後の阿鼻叫喚は誰が責任とるんでしょう。

本当は次の日書いたものですが

 「巌窟王」に関連して、「モンテ・クリスト伯」を本屋で探しておりました。まぁ郊外型書店にあるはずもありませんでした。ふと思い立ち、読み物の「巌窟王」を探しましたがこれもない。そういえばと思い「ガリバー旅行記」を探してパラパラとめくると、やっぱり後ろの方は省略されておりました。実は青空文庫で原典翻訳を読んだことがあるのですが、少年少女用の読み物には、寓意がまったく無い空想冒険活劇となっているような気がしました。スウィフトにはこんな桶物語・書物戦争 他一篇 (岩波文庫)スウィフト政治・宗教論集 (叢書・ウニベルシタス)奴婢訓 (岩波文庫)、著書ぐらいしかなく、どれもあくの強いもののようです。ガリバー旅行記を読んで思ったことが、「まぁアンタものが見えすぎるよ、そりゃ気も狂うわな」というものですわ。